住宅ローン、ライフプラン、任意売却のことは「住宅ローン相談センターながの」のファイナンシャルプランナー( FP)、住宅ローンアドバイザー、専門家にご相談ください。

自らの意思で家を手放しても 家族の絆と人生をその手に残す

住宅ローンの返済をストップさせると、債権者である住宅金融公庫や銀行などの金融機関から督促通知が来るようになり、６ヶ月以上の遅延で期限の利益喪失、「住宅ローン事故」つまり債権者の側からすると回収が難しい不良債権（一括返済の請求）と見なされます。

誰だって、払いたくなくて支払ができないわけではなく、支払うことができない事情があって返済が遅れているのが実情です。だからどんなに督促されても、事故と見なされても、すぐにはその状況を判断し、対応していく事ができないのが現実です。

だからといって放っておけば、状況は確実に悪化します。その場しのぎで他から借金をすれば、今度はその返済に追われ、金利ばかりがふくらんでいく…状況の悪化に加速度がかかります。ほどなく、大切なマイホームが人手にわたるという恐怖感から、仲がよかったはずの家族の心がバラバラになってしまうケースも少なくありません。

状況判断の遅さにより「家を失って、家族の絆も失った」と嘆く人々に、どれほど出会ってきたことでしょう。こうなる前のひとつの選択肢として、私たちがご提案するのが「任意売却」という制度です。

任意売却とは

住宅ローンの受け取り側（金融機関）と返済側（住宅オーナー）が合意の上で、その住宅や土地を売却し、債務を整理することをいいます。 返済が不可能となった住宅ローンを放っておくと、差し押さえや競売となってしまいます。しかしその前に、自らの意思で売買することにより、一般的には競売よりも高く、市場価格に近い価格で販売でき、売買で得たお金を返済にあてることができるというメリットがあります。 また競売物件として一般に公表されることがなく、通常の不動産売買と同じ方法で売買されるため、周囲の人に事情を知られる可能性が低いというメリットもあります。 しかし、物件に複数の抵当権がかけられていたり、住宅ローン以外の債務を整理する必要があったりと、その処理は複雑で、実際の販売には専門的なノウハウや手続きを要します。そこで住宅専門に活動している私たちの経験とノウハウ、そしてプロ集団としての人的ネットワークがお役に立つのです。

任意売却のメリット

1. 返済額を少しでも多く減らすことができる

マイホームは返済の途中で売却をしても、住宅ローンが残ってしまうケースが殆どです。売却後も自己破産しない限り、残った住宅ローンを返済して行かなくてはならないのが現状なのです。そうなると、競売により市場価格以下で処理されるよりも、市場価格で売却する任意売却の方が、住宅ローンの残債を少しでも少なくすることができるという面で大きなメリットがある可能性があります。さらに金融機関に対しては、自らの決断でマイホームを売却する処理方法を選択したことで、残った住宅ローンの返済を新生活に支障のない額まで下げる交渉をしましょう。

2. 近隣・知人など周囲の人に事情を知られない

競売の場合、入札前に新聞（信濃毎日新聞他）に詳しい住所が載ります。さらに、裁判所・インターネットでは外観・内観写真付で詳しく紹介されてしまいます。任意売却ならこれらを回避することも可能です。なるべく、周囲の人に知られることなく処理したいのであれば任意売却は有効な手段となります。

3. 追い込まれるよりも攻めの姿勢で

金融機関からの手紙、連絡に対し返答をしないでいると、いつかは（早い段階で）競売を申し立てられてしまいます。追い込まれてからの対応では、これから何が起こるか分からない不安から、ご夫婦の疲労感やお子さまの恐怖感は大きくなるばかりです。 先手で対応していくと腹に決めれば、今後の対応にも見極めができ、ご夫婦も団結して作業にあたることができます。そして何より、お子さまの恐怖感も小さなものになるでしょう。これが何よりも一番のメリットです。

4. 相談者・協力者ができる

自己破産、債務整理などの法的な作業は弁護士・司法書士などの専門家に依頼し、子供の学校を考慮した転居先、転居費用の問題はこの道に精通した不動産業者がバックアップいたします。そうすることで１人又はご夫婦で悩んでいるよりも、少しだけ肩の荷を降ろすことができます。